暗剤さんがサイトで発表したもの ★ 安西美穂子名義で馬主登録する半年も前の2003年9月に会員宛に送った「ハルウララオーナー」募集文書。 ―緊急発表「ハルウララはMA.STABLEで引き取ります」― このたび、高知競馬場のハルウララが、MA.STABLEのメンバーとして、新たに加わることになりました。 ハルウララは、宗石大調教師と安西美穂子との相談により、引退後はおうちへ帰ろうCLUBの馬として 一頭でも多くの馬たちを救う新しいお仕事をします。まずは、おうちへ帰ろうCLUBの会員の皆様にお知らせ したいと思いまして、号外の中で発表する運びとなりました。そして皆様から、ハルウララのオーナーになって くださる方を募集します。尚、彼女には、まだ廃止か存続で揺れている、高知競馬場にたくさんのお客さんを 呼ぶために、レースを走る仕事が残っています。 高知競馬場は現在赤字を出さないために、出走手当25,000円、1着賞金10万円という、馬主、厩舎、騎手 などの現場スタッフがとてもやっていけない状態になっています。 那須トレーニングファーム入厩までの月会費は全てニンジン、リンゴ等にして宗石厩舎に送らせていただくものとします。 オーナーになられる方も、そうでない方も彼女が無事に大役を果たせるよう、応援をよろしくお願いいたします。 募集要領をご覧いただいた上、ご賛同いただけましたら、お申し込み用紙を郵送、またはFAXにてお送りください。 ウララは、現役の競走馬をもうしばらく続けます。引退後は、おうちへ帰ろうCLUBの乗馬ツアーでお世話になっている、 那須トレーニングファームにおいて、乗馬として訓練をつむことになります。 クラブではおなじみの広田龍馬さんが、彼女の調教を担当します。時間はかかるかもしれませんが、オーナーに なった方は、彼女に乗ることができます。 月会費 3,800円(飼い葉代、預託料、調教料、医療費、装蹄料などに利用いたします。) プール金 30,000円(病気などの緊急時、月会費ではまかなえないに使用する、準備金です。) 募集口数 40口(先着順に受け付けます。定員になりしだい、締め切りとさせていただきます。) 郵便局備え付けの「郵便振替用紙」にて、月会費+プール金33,800円をお振込みの上お申し込み下さい。 ★ HPに掲載されすぐ差し替えられた会見告知文。 報道関係者各位 ハルウララ“夢に向かって”プロジェクト 立ち上げ記者会見のお知らせ 現在休養中のハルウララですが、おかげ様で体調も良くなり、このたびラストランを迎えさせるため、 『ハルウララ“夢に向かって”プロジェクト』を立ち上げることとなりました。 応援団長には、元衆議院議員で俳優の森田健作氏が就任。 当日は元気になったハルウララ号、オーナーの安西美穂子氏とともに会見に出席いたします。 会見ではプロジェクトの内容を発表、 オグリキャップをはじめ、先日の桜花賞、NHKマイルカップを制したラインクラフト等、数々の名馬を調教し、 このたびハルウララの調教に騎乗した中央競馬瀬戸口厩舎所属、辻本光雄調教助手も駆けつけ、 ハルウララの公開調教を行なう予定です。 お忙しいとは存じますが、ご取材のほどよろしくお願いいたします ★とき 5月16日(月)午後12時30分開始(正午集合) ★ところ 那須トレーニングファーム(乗馬クラブ2F特別室) 栃木県********************** 電話番号 ★問い合わせ先 プロシード山根 電話番号 競馬法施行規則 第26条 第26条 競馬会は、調教師又は騎手の免許を受けている調教師又は騎手が 次の各号のいずれかに該当するときは、その免許を取り消すことができる。 (4)地方競馬の競走のため馬を調教し、若しくは騎乗したとき又は地方競馬の競走に馬を出走させたとき。 ※規則に文言はないがJRA見解によると「厩務員、調教助手も同じ」 ★ おうちへ帰ろうCLUBの皆様へ 先月、皆様に概要をお知らせ致しました「ハルウララ1勝プロジェクト」の 立ち上げ記者会見ですが、5月16日(月)にハルウララの居る那須トレーニン グファームにて元衆議院議員でタレントの森田健作さんを応援団長に迎え、会 見することが決定致しましたので、まずは安西美穂子にとっていちばん大切な おうちへ帰ろうCLUBの皆様にご報告致します。 森田氏は千葉県知事選挙で惜しくも僅差で敗れました。「勝つために負けは ある」という自身の定義の元、負け続けのハルウララが1勝を目指す姿に共感、 応援団長として立ち上がることになりました。森田健作氏は安西美穂子の人柄 に惚れ、ハルウララがラストランを迎えるためにご尽力下さることになりまし た。安西美穂子も森田氏の清潔でまっすぐなパワーを尊敬しております。 さて、本格的な会社建て直しの件ですが、オーナーになって今まで何も作ら せてもらえず、本業である本にも圧力がかかりましたが。やっとここで1つの 商品を産む事ができました。AVANTI製のハルウララぬいぐるみです。CLUB の皆様には出せなかった本の代わりに1つずつプレゼントさせていただきます。 しかしながら今、勝負する商品はこれしかありません。オグリキャップが走っ ていたとき、オグリとファンとをつなぐかけ橋になったのがぬいぐるみでした。 何人もの人がぬいぐるみを抱いてオグリを応援していたものです。会社の経済 状況からたくさんは生産できませんでしたが、なんとか主力商品にしたいので、 皆様のお力をお貸しください。 2005年 5月 6日 おうちへ帰ろうCLUB事務局 事務局長 ○○ ○ お知らせ 6月19日に那須トレでパーティーを行います。 参加ご希望の方は申込書ご記入、送付の上、同封の郵便局振込用紙にてお申し 込み下さいませ。(締め切り5月末日) なお、今回のパーティーの会員以外の同伴者は1名様までとさせていただきま す。 参加費 10,000円 (同伴者 15,000円) ★ うれしいお知らせです AVANTI製 ハルウララぬいぐるみ登場 ☆☆☆「おうちへ帰ろうCLUB」の皆様へ☆☆☆ 新緑の季節を迎え、休養中のハルウララはとても元気になりました。 ハルウララは秋の高知でのラストランに向けて始動します。(5月16日会見予定) 今回、この記念として、限定生産のウララのぬいぐるみを制作することになりました。 制作は、競走馬のぬいぐるみとしてパイオニアである(株)アバンティーによるもので、 6月中にお届け予定で制作中です。 本業ができず本や会報を出せない中、応援頂いていますCLUB会員皆様に、 Sサイズを本の替わりとしてプレゼントさせていただく予定でいます。 現在の経済状況では、少量の生産しかできず、販売数が少ないため、一般販売開始後、 速完売になることも予想されます。 販売に先立って(店頭での販売は致しませんが、1勝プロジェクト一般サポーターへ の販売をします)CLUBの皆様に優先して販売致します。(お一人様3個まで) 2Lサイズに関しては株主様には既にお知らせ致しましたが、100個限定でしか 作っておりません。こちらもまだ予約状況に若干の空きがございますのでお早めに お申し込み下さいませ。(こちらはお一人様1個でお願いします) 売価 Sサイズ : 売価 : 2,850円 (税込) + 送料 1200円(送料、手数料) 2Lサイズ : 売価 : 10,000円 (税込) + 送料 1200円(送料、手数料) ★ ぬいぐるみと一緒に送った会報(6月) 風が変わった日 ハルウララ復帰の記者会見は6月1日に設定し直された。2月にハルウララの引退延期を発表し、 そのあとぷっつりと脅しやマスコミを使った権力による弾圧がなくなってからも、この日まで決して 楽な道のりではなかったというのが正直なところ。水面下でジタバタしていた。何もかも相変わらず 苦しいままだった。 「根性だよ。それしかないよ。安西さんの登ろうとしているお山は高いからね。ぼくは安西さんが 登ったあとを拭いて登りますから」 あれだけの報道があったのに、私に何があったか何も聞かずに、ハルウララの応援団長になって しまった森田健作さん(彼にしてみれば最初はまさになってしまったっていう感じだったと思う)は、 いったいこれまでどれだけのことと、あるときは真正面から、あるいは水面下で戦い、今の森田健作 であるのか、私には想像できないくらい強くて大きい人物である。彼と会い、話をしているうちにある種 のシンパシーと、敬意を感じた。お互い直感で、新しいハルウララがスタートしたわけである。 それにしても、人生において人との出会いだけは自分で仕組むことはできないものだ。嵐の最中も、 そして今も、ひどい事に遭ったぶんだけ、私にとっては何物にも変えがたい出会いがちゃんと用意 されていた、と今になって思う。 ★ つづき 記者会見の内容の打ち合わせも何もしていなかったけれど、森田健作という明るくて前向きで主義を 貫く強い人が横にいてくれたことがどれだけ重要だったことか。そして、その日のNHKの全国ニュース には「ハルウララセカンドステージ、どうか皆さま温かい目で見守ってください」というところが流された。 キュートで日本一有名なハルウララも精一杯カメラの前で飛び回ってくれて、幸せな穏やかな一日だった。 この日、風が変わったことを全身で感じた。失ったものを数えるのはもうよそう。それが誰かの命でなかった だけ、どれだけましかわからない。「神はすべてを与え、すべてを奪う。」ある意味残酷で怖い言葉だけれど、 生きていること自体、そういうことなのだ。誰にとっても!それに。後片づけはまだ終わっていない。なにせ あなたの安西美穂子の登ろうとしているお山は高いのだから。 馬たちのために、どうかハルウララが無事にラストランを迎えられるように、これからも応援してください。 今の私の命は、馬を感じることができるあなたの心で動かされているのだと思います。 ★ おうちへ帰ろうクラブの皆様へ(会報に載せられていたという文章(2005年10月下旬?) お元気でいらっしゃいますでしょうか。 いつも応援、本当にありがとうございます。 さまざまなしがらみの中、なかなか新しい気持ちになれないでいましたが、やっと「おうちへ帰ろう ファイナル」の制作にはいりました。というより、私の運命がそうできるようになっていた、という 方がいいかもしれません。お休みの期間が長かっただけに、ちょっと新鮮で久々にドキドキしていま す。すべてに対して以前と同じ気持ちではないけれど、ちゃんと何かに守られて、導かれていること が感じられます。使命は貫かなくてはいけないものだとも思います。 皆様におかれましては、ハルウララを無事に引退させますまで、私にもう少しだけ時間をください。 高知競馬場自体が存続か廃止かで大揺れの中、秋のラストランはかないませんでした。高知競馬組 合の新任の信頼できる相手ときちんとした交渉を重ねてまいりましたので、とても失望はいたしまし たが、ハルウララ自身に走りたい気持ち、戦意がある以上はなんとか高知が提示してきた3月にラス トランは実現させたいと考えています。そしてそのことこそが、私が18年間馬を愛し、書き、伝え てきた仕事に繋がるものだと信じたいです。馬のことですから、明日にでも何があるかわかりません し、そうなった場合は、引退式のみということになりますが、当初高知で私がオーナーを引き受けた とき心に決めた事は、競馬場を存続させるために、他の馬達が行き場を失わないために、ハルウララ をもうしばらくは走らせようということでした。それでも、武豊騎手騎乗後7戦もし、ハルウララの 疲労はピークにきていたことは私にはわかりましたし、休養放牧をさせてまで、引退を延ばした目的 は何であったのかを考えればそれを完遂させなくてはならないと、今あらためて思うのです。競馬場 を存続したい人と廃止に持ち込みたい人の間では、ハルウララを巻き込んで間違ったことがたくさん 行なわれました。それはきちんと糾弾されなくてはいけない問題ではありますが、私の役目は悪い人 を訴えることではなく、高知競馬場にはなんとしても存続していただいて、たくさんの馬達にしわ寄 せが行かないよう、お願いすることです。県知事にもそのお願いの手紙を書きました。 先日、森田健作さんとお話ししていたら、 「安西さん、正義が勝つには時間がかかるんですよ」そう言われました。私のやってきた仕事と、これ から成そうとしていることが正義だと言われて、真の味方を得ていることを実感いたしました。 苦も楽も半々なのは人生の常です。「お山は二つくらい小さなのをもう超えたんじゃないかな」 森田氏はそう言われますが、ここからの道は、かなり険しい斜面に作らなければならない、そんな 状態です。今こそ応援を宜しくお願いいたします。 |