>>12 On the one hand, Tom Riddle, poor but brilliant, parentless but so brave, school prefect, model student ... on the other hand, big, blundering Hagrid, in trouble every other week, trying to raise werewolf cubs under his bed, sneaking off to the Forbidden Forest to wrestle trolls ...
原文は、... began zooming around their compartment, (UK315)です。
zoomは飛行機が飛ぶときなんかの擬音からでた言葉かな。 英和には「ブーン(ビューン)と音を立てる」という意味も載ってますが 「急上昇する、すばやく動く(飛ぶ)」という意味も載ってます。 手持ちのオクスフォード英英辞書によると第一の語義が to move or go somewhere very fast(どこかにすごくすばやく移動すること) となっており、なんと「音を立てる」は載ってません。 「(鳥などが)羽音を立てる」という意味があったとは…初耳です。
>>41 原文は The owldropped its letter onto Harry's seat and began zooming around theircompartment, apparently very pleased with itself for accomplishing its task.
But Ginny was best, she got Malfoy ― Bat Bogy Hex ― it was superb, his whole face was covered in the great flapping things. Anyway, we saw you out of the window heading into the Forest and followed.
う〜ん、それでもいいんだけど原文では It was then,(そのときだった)と 緊張をもたらす文を置いたあとわざわざ、 as he stood whith his back to the room, と書いて一呼吸おき、それから 何が起こったのか説明するという演出効果というかリズムを作ってるわけで。 なるべくそれを活かした訳にしないと、単なる状況説明になってしまう。 だから「外を見ていた〜」とかそんな言葉を入れたほうがいいと思う。
>『窓ガラスを覆うように垂れ込めている薄い霧を眺めた。』 ... looking out at the thin mist that was pressing itself against the glass. /p8
上で紹介されたブログのハグリッドのセリフを検証してるとこで これが明らかな誤訳といわれているけど↓(ヒッポグリフの扱いを説明するセリフ) >絶対侮辱してはなんねぇ。そんなことをしてみろ、 >それがお前さんたちの最後のしわざになるかもしんねぇぞ。(3巻6章) >Dont never insult one, 'cause it might be the last thing yer do.
the last thing は通常「もっともやりたくないこと」等をさして言う言葉だよね。 この場合は「もっともやっちゃいけないこと」という解釈でおk? 'cause it might be 〜という持っていきかた読むと 「それをやったらお終いかもだ」という松岡訳の解釈もありのような気がするが。
>>306 言葉遊びの部分についてはそう簡単にはいかない。 俺が日本語版も買って読むのはそうした部分どう訳しているか 楽しみだから。たいがいガッカリさせられるけど、まあ仕方が無いかと思ってる。 たとえば6巻の双子の店の「ウンのない人」のポスターの原文は Why Are You Worrying About You-Know-Who? You Should Be Worrying About U-NO-POO ― the Constipation Sensation That's Gripping The Nation!
もちろん「U-NO-POO」(ウンチがでない)は「You-Know-Who」のもじりで だからMrs Weasleyが"They'll be murdered in their beds!" she whispered. 「あの子達殺されるわ」ってつぶやくわけだけど、「ウンのない人」じゃ なぜそんなに深刻なのか日本語版読者には分からない (だから殺されるを「ただじゃすまない」にしたのかもしれない、 しかいなぜ「ただじゃすまない」のかもやはり伝わらないだろう) 、でもここのとこ上手に切り抜けるのは難しいとおもう。
>>316 たしかにルビで原文をしめしておくというのも手かもしれない 例の4巻13章の無理やり「天皇星」「冥王星」変換の部分の原文は "It is Uranus, my dear," said Professor Trelawney, peering down at the chart. "Can I have a look at Uranus too, Lavender?" said Ron. これはUranus が発音が your anus となることからくる下品なジョークだけど、 ルビで天王星(ユラヌス)君の肛門(ユラヌス)とすれば無理な言い換えしなくてすむ。 週刊誌なんかのジョーク集なんかはこうしている。 でも児童をメインの読者とする文学の場合、これでいいのかちょっと疑問。 ルビの意味を解さないで(あるいは無視して)何でいきなり肛門見せて なんていったんだろうっていうことにならないだろうか。
>>311-314 そういう状況のセリフのthe last ”thing”を最後の”しわざ” としたのは はっきり誤訳だと思うんだけど。 絶対、そういうことはするな=そんなことしたら、終わりだぞ、みたいな警告として That will be the last thing you do って言い方、よくするよね。
ん? 自分はthe last thing=the worst thingとは言ってないよ。 the last thing you doというのは、そのまんま 「お前が(この場合は、この世で生きてるうちに)最後にすることだ」 って意味だよ。 もし>>355tが the last thing=the worst thing だと思ってるんだったら、それは間違いだよ.
"'Scuse me, but is one of you Mr. H. Potter? Only I got about an 'undred of these at the front desk." She held up a letter so they could read the green ink address: Mr. H. Potter
Mr. Borgin squinted at her. Harry had the nasty feeling he knew exactly what Hermione was up to. Apparently Hermione felt she had been rumbled too because she suddenly threw caution to the winds.
had a feeling that〜というのも工房レベルの構文だし。 図書館のセリフ取り違えは前のスレでも出ていたしぼったくりスレでも言われてたようだ。 とりあえずストーリーを追っている読者はともかく、冷静なチェッカーなら経験に関係なくわかるな。 人手もないんだろうが、小数精鋭ではなく小数ボンクラが集まっちゃったんだろうな。
しつこくてすまんが「ズルズル、ツルツル」の文、後半誤訳入りだった。 >ハリー、ロン、ハーマイオニーはズルズル、ツルツルと廊下を進み、 >右側の二重扉を通って大広間に入った。 >Harry, Ron and Hermione slipped and slid across the Entrance Hall >and through the doubble doors on the right.
4巻冒頭でフランク・ブリスがリドル館の異変に気づくシーン、 少年達がイタズラで火を炊いてると思い乗り出す場面だが 1ページほどの中に「悪ガキども」という言葉が2回、「ガキども」という言葉が2回地の文ででてくる。 原書もスラングっぽい表現なのかと思ったら the boys だった。 前のページで料理人の女性に「あいつがガキのころ」とか言わせた勢いで続けたっぽいけど いくらなんでも表現が乱暴すぎる。
>>799 ここか5巻3章 'I'm ― you're really lucky the Dursleys are out . . .' he mumbled. 'Lucky, ha!' said the violet-haired woman. 'It was me who lured them out of the way. Sent a letter by Muggle post telling them
>>854 ninety-nine cases(times) out of a hundred は 「ほとんど全部の」「たいていの場合」っていう意味の成句みたいなもんじゃないのかな。 『たいていの場合はたっぷり鞭をくれてやる必要があるのさ』ってとこか。
「十中八九」は、「たぶん」「おそらく」などと同義で、 「十中八九、彼は来ない」のように確率の高い予測を示す場面でしか使わないよね。 このセリフのような状況で使うのは間違いだと思う。 英和辞書に nine cases out of ten の訳が「十中八九」と載ってるので このセリフも同じようなものだと思って考えなしに当てはめたのではと思われる。
>>863 2巻13章 His eyes are as green as a fresh pickled toad, His hair is as dark as a blackboard. I wish he was mine, he's really divine, The hero who conquered the Dark Lord
>>873 conquered the Dark Lord を「闇の帝王を征服した」としてるんだな。 「打ち負かした」「やっつけた」とかでいいと思うんだが。 「征服する」は征伐して領土などを支配下に置くという意味のほか 困難を克服するとか、異性をモノにするという意味でも使う言葉。 ヴォルをやっつけた件に関して使うのは激しく不適切だと思う。
>>989の補足として英語サイトの原文を紹介すると Only after Philosopher’s Stone had been accepted for publication did I realise that Snowy Owls are diurnal. I think it was during the writing of ‘Chamber of Secrets’ that I discovered that Snowy Owls are also virtually silent, the females being even quieter than the males. So all of Hedwig's night-time jaunts and her many reproving hoots may be taken as signs of her great magical ability or my pitiful lack of research, whichever you prefer.
想像するにまっちゃんはSnowy Owls are also virtually silentを音を立てずに飛ぶことと誤訳して これは言い訳に使えると思っちゃったんじゃないか? すぐ下に続く文を読めば鳴き声をあげない ことを言っていることをは明らかなんだけど。>>478>>493での例と全く同じ直前直後の文に目が行か ないまっちゃんらしさが出たように思える。