>>55 原書には「とか言っちゃって」に相当する言葉はないです。 UK版46 ‘If you think I'm going to let six people risk their lives - !’ ‘- because it's the first time for all of us,’ said Ron.
>>56 原書の英語はスラングとかじゃなくて普通の英語です。 UK版p9 ‘I remember, when he was a kid...’ ‘'S'far as I'm concerned, he killed them, and I don't care what the police say,’
直前に、"until I succeed or die"=成功するか死ぬまで(続ける)といってるように 実際にどうなるかはわからないけど、勝ち目に関しては楽観的に思ってないし 厳しい結末が待ってるかもしれないくらいわかってます、とハリーは言いたいと思う。 「どんな結末になるか」を知っていたら予言者になってしまうわw
>スネイプは、強硬派の学生による小規模の反乱に絶えず悩まされているようだった。 Snape seemed to be facing a constant, low level of mutiny from a hard core of students.
a hard core of students とはネビルやジニーたちのこと。 反乱活動の中心になってる学生達だけど、ここでスネイプに屈しないのは 読者からすると当り前なのに、「強硬派」というのもおかしい気がする。 「スネイプは、決して屈しない一部の学生達の小さな反乱に悩まされ続けているようだった。」 「一部の学生達はスネイプに屈することなく、小さな反乱を続けているようだった。」と 言葉を柔らかめにした方が児童書らしく、状況にフィットすると思う。
'Our Headmaster is taking a short break,' said Professor McGonagall, pointing at the Snape-shaped hole in the window. 「校長は今少しお休みになっています」マクゴナガル先生が窓のスネイプの形をした穴を指差して言いました。
>>451 >少なくとも一番近くにいる生徒たちよりも三十センチは長いし、しかも字が細かくてびっしりと書いている。 UK版565ページ >he had written at least a foot more than his closest neighbours, and yet his writing was minuscule and cramped.
「一番近くにいる生徒たち」はclosest neighbours 最上級だから機械的に「一番」としたって感じ。 普通は「すぐ側にいる生徒達」「周りの生徒達」などと訳すはず。 さらに had written (すでに書いていた)という完了形のニュアンスが抜けてる。 それ入れて答案主語にするとこんな? 『〜すでに30センチは長くなっており、しかも細かい字でびっしりと書き込まれている。』
>>474 マルフォイが、お偉いさんと知り合いだからOWLで有利だと吹聴してるとこだね。 UK版623ページ ‘Of course, it's not what you know,’(略) ‘it's who you know. Now, Father's been friendly with the head of the Wizarding Examinations Authority for years ? ’
UKP.261 Ottery St Catchpole on the south coast of England Godric's Hollow, the West Country village
とあって、今度はイングランドは訳出されず(まぁ、いいのかもしれないけど) the West Country が英国西部地方となっています。確かにthe West Country は イギリスの南西部の地域をさす言葉だし、イギリスを英国と書いても間違い ないのですが、ばらつきがあるなぁと思ったりもしました。
>>523 別の国なんじゃなくて、イギリス(英国)は「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」 (United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)のことなんだよね。 グレート・ブリテン島の中にイングランド、ウェールズ、スコットランドがある。 だからスコットランド人もイギリス人ではあるけど、イングランド人と呼んだらまずいわけ。
>>520 こりんがイングランドとイギリスの区別つかないのは有名。 the West Country、英wikiの説明ではこんな。 "The West Country is an informal term for the area of south western England ..." よく「イングランド南西部」と訳されるね。
Noの訳の話題で思ったんだけど 『死の秘宝』のラスト近く、死んだ(フリの)ハリーをハグリッドが抱えて現れて 校内の人達が初めてハリーの死を知るシーン マクゴナガルやロンやハリーが続けざまに"No!"と叫ぶけど あそこはどう訳されてるの? 自分は原書しか持ってないのでどなたか教えて下さい。 第36章 The Flaw In The Plan の初めの方。
>>798 それも整理されてない話し言葉みたいだね。原文はUKp.180 Wild-eyed, Mundungus dived for the stairs: Ron rugby-tackled him and Mundungus hit the stone floor with a muffled crunch.
原文だとコロン(:)とandで文が三つに分けられてて、真ん中の文がロン主語。 和訳では主語マンダンガスでひとつにした方がいいので、Ron rugby-tackled him は 「ロンにタックルをかけられて」と受け身にするという当り前の判断ができてない。 主語を整理しないなら、何のために文をまとめたのかわからない。
What with the promise of Anti-Dementor lessons from Lupin, the thought that he might never have to hear his mother's death again, and the fact that Ravenclaw flattened Hufflepuff in their Quidditch match at the end of November, Harry's mood took a definite upturn.
邦訳:クモを探すことさえ簡単にはできなかったのだから、ましてや先生の目を盗んで、 女子トイレに潜り込むなど、特に、最初の犠牲者が出た場所の、 すぐ脇の女子トイレだし、とても無理だった。(16章P418) 原文:It had been hard enough trying to look for spiders. Escaping their teachers long enough to snake into a girls'bathroom, the girls' bathroom, moreover, right next to the scene of the first attack, was going to be almost impossible.(UK P210) 試訳:クモを探すことさえ容易ではなかったのだ。先生の目を盗んで女子トイレに ― それも 最初の犠牲者が出た場所のすぐ脇のトイレに ― に忍び込むなどということは ほとんど不可能に近いだろう。
原書 p.595-596 saw the Elder Wand fly high, dark against the sunrise, spinning across the enchanted ceiling like the head of Nagini, spinning through the air towards the master it would not kill, who had come to take full possession of it at last.
"the master it would not kill"の "it" は "Elder Wand" 良いのでしょうか?